CentOS7 で SNMPをインストールする際の手順になります。
ファイアウォール無効化
# systemctl stop firewalld
OS 起動時にファイアウォールを無効化するには以下のとおり設定します。
# systemctl disable firewalld
net-snmp設定
「/etc/snmp/snmpd.conf」の設定ファイルを編集します。
# vi /etc/snmp/snmpd.conf
com2sec 設定
「セキュリティ名」を定義し接続可能な「送信元ネットワーク」及び、「コミュニティ名」を紐づけます。
com2sec MyNetwork 192.168.1.0/24 public
group 設定
com2secで設定した「セキュリティ名」紐づけた「グループ名」を設定します。
group MyGroup v1 MyNetwork group MyGroup v2c MyNetwork
view 設定
MIB ツリーの参照を許可する範囲を定義します。
本例では、全ての MIB ツリーへのアクセスを許可した「AllView」を追加しています。
view SystemView included .1.3.6.1.2.1.1 view SystemView included .1.3.6.1.2.1.25.1.1 view AllView included .1
動作確認
「snmpwalk」を使用して、対象装置から MIB の情報を取得可能か確認します。
# snmpwalk -v 2c -c private 192.168.1.100
snmptrapd の設定
snmptrapd は、NW 装置からの Trap を受信します。設定ファイルは「/etc/snmp/snmptrapd.conf」です。
# vi /etc/snmp/snmptrapd.conf
「public」というコミュニティ名で送信された Trap を受信するには、以下のとおり設定します。
authCommunity log,execute,net public
設定反映
snmptrapd を再起動して、設定を反映します。
# systemctl start snmptrapd
動作確認
「tail -f」を使用して、対象装置から Trap を受信可能か確認します。
# tail -f /var/log/messages
*1:本例では簡易検証のため無効化していますが、商用環境等では有効化してポートを許可する事を推奨します。