例えば、複数のディスクドライブ*1を持つ PC からベースレイヤを作成し、それを単一のディスクドライブを持つエンドポイントに配布しようとすると、下記のようなエラーとなります。
Drive Letter Mismatch. Base Layer: 'c,e',Device:'c'
これを回避するには、エンドポイントをベースレイヤと同様のディスク構成にするか、ベースレイヤのディスク構成をエンドポイントにあわせる必要があります。
「CVD Policy」では、保護対象とするディスクを明示的に設定できるため、これを使用してベースレイヤのディスク構成をエンドポイントにあわせることが可能です。
CVD Policy の作成
左ペインの[Polices]で[Add]をクリックします。
[Protected volumes]で、保護対象のボリュームを「C:」のみに指定します。*2
[Policies]に Policy(Name:Protect Only C volume)が作成されます。
CVD Policy の適用
[Pending Devices]から対象の仮想マシンを選択し[Create Reference CVD(Base Layer)]をクリックします。
作成した CVD Policy を選択し[Next]をクリックします。
その他の設定は全てデフォルトを指定し[Finish]をクリックします。
アップロード処理が完了後、[Capture Base Layer]をクリックし、Base Layer の作成処理を開始します。
[Name]に Base Layer の名称を入力し[Next]をクリックします。
その他の設定は全てデフォルトを指定し[Finish]をクリックします。
上記で作成したベースレイヤは、単一のディスクドライブを持つエンドポイントに配布可能となります。