VMware Horizon View 7 のインスタントクローンを試してみたのでメモです。
VMware Horizon View 8 以降ではインスタントクローンが主流となっていくようなので試してみました。
前提条件
- 以下の OS/ソフトウェアバージョンを使用
- VMware-VMvisor-Installer-7.0.0-15843807.x86_64
- VMware-VCSA-all-7.0.0-15952498
- VMware-Horizon-Connection-Server-x86_64-7.6.0-9823717
- 事前準備として、対象のサーバをドメイン参加しておきます。
仮想デスクトップのマスター OS 作成
仮想デスクトップ展開用のマスター OS として Windows10 を作成します。
Windows10 上で View Agent のインストーラを実行し、「VMware Horizon Instant Clone Agent」をインストールします。「VMware Horizon View Composer Agent」と「VMware Horizon 7 Persona Management」は、インストール不可となりますのでご注意ください。
VMware-Horizon-Agent-x86_64-7.6.0-9539447.exe
インストール後、マスター OS の「スナップショット」を取得しておきます。
ドメイン管理者の設定
View Administrator の管理画面から、インスタントクローンのドメイン管理者の追加を行います。
インスタントクローンのデスクトッププールを作成します。なお、Composer は不要です。
以上で、サーバ環境の設定は完了です。
VMware Horizon View Client 接続
VMware Horizon View Client で接続先サーバに「VMware View Connection Server」のホスト名を入力して「接続」すると、仮想デスクトップにアクセスできます。
ログオフすると、仮想デスクトップが削除され、再プロビジョニングされます。
注意点
マスター OS に「VMware Horizon Instant Clone Agent」がインストールされていないと、以下のエラーがでてプロビジョニングに失敗します。
プロビジョニング中にエラーが発生しました: Initial publish failed: Fault type is UNKNOWN_FAULT_FATAL - After waiting for 600 seconds internal template VM: vm-2021 still has not finished customization. Giving up!
View Agent のインストーラーのデフォルトは「インストールしない」となっているのでご注意ください。
以上